脳内出血を起こした妊婦が病院7ヵ所に受け入れを断られ、
出産後死亡したという。
出産を控えた妊婦がかかりつけの産婦人科医院に
緊急に搬送された。
脳内出血の疑いがあるということで、
緊急手術できる病院を探したが、
7つの医療機関に断られたようだ。
1時間後に最初に電話した都立病院に搬送されたが、
出産して3日後に死亡したという。
この都立病院は緊急医療が必要な妊婦を受け入れるための
総合周産期母子医療センターであった。
緊急受け入れも実際には機能しなかったようだ。
これでは女性が安心して子どもを産むこともできない。
産婦人科がすくなくなったのは確かであるが、
今回は緊急医療ができるかできないかの問題である。
当直医しかいなくて手術できない状態だったら
しかたのないことかもしれない。
東京みたいな病院の多いところだと、
他の病院もあるからという気持ちもあって
断ってしまうこともあるのだろうか。
もしそうであれば命のかかわることだけに
悲しいことである。
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